短期大学と専門学校

verite vol.5 2016年発刊

「資格を取って就職したい。短期大学と専門学校ではどちらがいい?」
「専門学校の方が、学費が安いというイメージだけど...」
「学ぶ内容や学び方はどう違うのかな?」

このように短期大学と専門学校の違いがはっきり分からず、誤解を抱いている人も多いのではないでしょうか。たとえば、めざす職業や取得したい資格が同じでも、学ぶ内容や身につく技術・知識の幅は異なるため、就職後の働き方や生き方に影響します。違いを知ったうえで納得して進路選びをしましょう。

短期大学
専門学校

専門学校の目的は、めざす職業に就くために必要な技術・知識を修得して、資格を取得することです。そのための時間がカリキュラムの多くを占めているため、希望する進路が確実に定まっている人に適しています。

対して短期大学は、専門分野を体系的に学ぶという大学ならではの目的を持つため、周辺分野や一般教養も学び、広い視野や人間性、問題解決力なども養います。その中でも四年制大学に比べると、学問的な視点より職業または実生活につながるような実学的傾向が強く、資格取得サポートも充実しています。

短期大学の就職率は、年々高くなっています。

就職(内定)率の推移を見ると、短期大学(女子)は年々高くなってきています。平成23年度と比べると大幅に向上しており、短期大学卒業生に対する社会の評価が上がっていることがわかります。

佐々 優斗さん

幼児教育学科 第三部 1年
佐々 優斗さん
愛知県 一宮北高等学校出身

2005年に学校教育法関係の法令が改正されて、短期大学を修了した人に世界的にも通用する「短期大学士」の学位が授与されるようになりました。このことからも、短期大学卒業生への評価の高さがうかがえますね。

短期大学の就職率は、年々高くなっています。

短期大学教育には魅力がいっぱい!

短期大学では専門分野に加えて幅広い技術・知識が身につくため、学ぶにつれて視野が広がるという特長があります。なかでも、修文大学短期大学部では実習やインターンシップなど体験から学ぶ機会も多いため、やってみることで興味が湧き、自分の適性を見極められる学生も多くいます。そのため、取得する資格に直結する職業に就職することはもちろん、一般教養やビジネスマナーを生かして一般企業へ就職することも、学ぶ意欲と専門分野に合わせて四年制大学などへ編入学することも可能です。専攻科や専門学校へ再入学したり、海外へ留学して知見を広げたりする人もいます。短期大学という環境で広く柔軟に学び新しい世界を広げ、心から納得する進路を見つけましょう。

◆ 魅力その1 社会人としての人間力の育成
多種多様な学びがある短期大学は、将来について迷っていた人も興味ある分野を見つけて意欲的に学ぶことができる環境です。専門的な学びを通して社会に貢献する力を養えます。
◆ 魅力その2 将来にわたって活かされる資格・免許の取得
めざす職業に必要となる国家資格や免許・資格が、2年または3年の短期間の実践的なプログラムで取得することができます。将来にわたって働き続ける道が広がります。
◆ 魅力その3 専門知識と教養教育のバランスのとれた教育課程
仕事に必要な専門知識と幅広い視野から物事を捉えられる人材育成のバランスがとれたカリキュラムを実施しているため、職業人として働くために必要な知識やスキルを身につけることができます。
◆ 魅力その4 学び続ける力の育成
短期間で専門知識と技術・資格を取得することにより、その後それぞれの職場で経験を積み職業人としてステップアップをめざすため、さらに学び続けようとする姿勢が自然に続きます。短大卒業後、四年制大学への編入学の道も開かれています。
◆ 魅力その5 教職員を身近に感じる環境
短大は、教職員との距離が近く、学生生活や将来について気兼ねなく相談できる環境です。親身にサポートしてくれる教職員は学生にとって心強い存在であるため、充実した学生生活を送ることができます。

実習も本格的!
インターンシップを就職に結びつけよう!

修文では、就職活動を始める前にインターンシップを経験します。驚いたのは、限られたリストからインターンシップ先を選ぶのではないということ! 先生が私たち一人ひとりの希望を聞いてくださいます。「ここで働きたい」と就職を希望する企業や病院に直接交渉してくださったり、「こういう業界に興味がある」という相談にのってくださったり、とても親身なんです。地元で働きたいという学生のために香川県まで足を運ばれたこともあるそうですよ。インターンシップのおかげで始めに希望した会社への就職をかなえた学生も、違う業界に希望を変更した学生もいますよ。

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